アメリカンカール

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アメリカンカールの基本情報

原産地:アメリカ
毛の長さ: 短毛・長毛
成猫の大きさ:2.2~5.5kg
鳴き声:やや静か
運動量:普通
食事量:多い
寿命:13~16年
価格:5~27万円

アメリカンカールの歴史

アメリカンカールの名前の「カール」は、そのクルッとした可愛い耳にあります。生まれたばかりのころはまだ真っ直ぐなのですが、生後1週間くらいすると耳が後ろに反り始めます。このカール耳になる確率は約50%と言われ、カール耳にならないアメリカンカールもいます。

アメリカンカールの始まりは、アメリカのカリフォルニア州で発見された1匹の子猫「シュラミス」です。このシュラミスが出産した子どものうち4匹中2匹が、シュラミスと同じようにカールした耳を持って生まれました。

このことから、カールした耳が遺伝するということがわかり、そこから猫愛好家たちの手によって、繁殖が進められて現在のアメリカンカールとなっています。

アメリカンカールの歴史はとても浅く、シュラミスが見つけられたのが1981年ですので、2017年現在でまだ36年しか経過していません。もしかしたら飼い主の多くが、アメリカンカールが品種として認められる前に生まれているかもしれません。

巻いた耳は突然変異でも遺伝疾患はなし

耳が通常とは違う猫の代表的な猫種としてスコティッシュフォールドがありますが、このスコティッシュフォールドの垂れ耳は奇形によるものですので、一般的にスコティッシュフォールドは体が弱いとされています。

ところがアメリカンカールのカール耳は奇形ではなく突然変異であり、しかも優性遺伝するため遺伝疾患などの問題はありません。さらにシュラミスはアメリカの土着の猫ということもあり、様々な遺伝子を持っているため、非常に体の強い猫として知られています。

もちろん耳が巻いていないアメリカンカールの個体もありますが、体としてどちらが優れているということはありません。それでもアメリカンカールはその耳が特徴ですので、人気が高いのはもちろん耳がクルッとアメリカンカールです。

アメリカンカールはまだ歴史が浅いということもあり、個体によって耳のカール具合に差があります。日本のペットショップでも取り扱っていないお店が多いため、理想の個体に会える機会はなかなかありません。「この子がいい」と思ったら、あまり悩まずにすぐにアメリカンカールとの暮らしを始めることをおすすめします。

アメリカンカールの特徴

アメリカンカールの特徴はクルッとした耳の他にも、シルクのような手触りを持つ毛並み、ふさふさと飾り毛が豊かな長い尾、鼻筋が通った引き締まった顔立ちなど、ユーモラスで活発な面と品があり端正な面を合わせもつネコちゃんです。

長毛が基本ですが、最近では短毛のアメリカンカールも増えています。すでに紹介したように耳が巻いていないアメリカンカールもいますので、耳がしっかり巻いた長毛のアメリカンカールと、耳の巻いていない短毛のアメリカンカールとではまったく違う種類に見えるかもしれませんが、もちろんどちらもアメリカンカールです。

普段の鳴き声はとても静かで、マンションなどでも飼いやすいネコちゃんですが、甘えたりかまって欲しいときの鳴き声は大きくなったります。鳴き声が大きいなと感じたときは、きちんと遊ぶようにしてあげましょう。

筋肉がよく発達した体つきをしているので、それなりの運動は必要なネコちゃんです。毎日の中で適度に遊ぶ時間を作ってあげるようにしたり、登り木などで縦変化のある運動をさせたりしてあげるといいかもしれません。

アメリカンカールはどんな性格?

・明るい
・警戒心があまりない
・知能が高い
・穏やかでしつけをしやすい

アメリカンカールの性格は明るく、愛嬌たっぷりです。見た目の印象にもぴったりあった性格ですね。人間への警戒心がなく人に寄り添ってくるため、家族みんなと仲良く暮らすことができます。他のペットともうまくやれます。

知能が高く、しつけが簡単にできることでも知られています。大きな声をださなくても、優しい言葉をかけるだけでトイレの場所などを覚えてくれます。おとなしく過ごしていることが多いため、猫を初めて飼う方やマンションに住んでいる方も安心して飼うことができます。

性格も穏やかでしつけがしやすく、飼いやすいネコです。

アメリカンカールはどれくらいまで大きくなるの?

猫を飼うときのひとつの基準が、どれくらいまで大きくなるかということです。アメリカンカールはアメリカ生まれの猫ですから、アメリカ人のように大きくなってしまうのではないかと不安を感じているかもしれません。

雄:3.0kg~5.5kg
雌:2.2kg~4.5kg

実はアメリカンカールの体重は、一般的なネコちゃんのサイズよりも少しだけ軽めです。アメリカのネコちゃんと聞くだけで、ジャンボサイズをイメージしそうですが、日本の一般的な猫とそれほどかわりませんので、安心してください。

ただし運動不足のネコちゃんはどんどん重くなっていきますので、適度な運動は欠かさないようにしてください。

アメリカンカールの平均寿命

クルッとした耳は奇形ではないと説明しましたが、やっぱり気になるのはアメリカンカールの寿命ですよね。突然変異をしている動物は基本的には寿命が短くなるものですが、アメリカンカールの寿命は13~16歳とネコちゃんとしては平均よりやや長生きします。

アメリカンカールは様々な猫が組み合わされていますので、個体としては純粋な純血種よりも強いため、長生きしやすいという特徴があります。このため、アメリカンカールの寿命は少し長くなっています。

ただし、ネコちゃんの寿命は個体によって変わりますし、さらに生活環境の違いで長生きするネコちゃんもいれば、短命になってしまうネコちゃんもいます。一般的には室内飼いにこだわっているネコちゃんほど長生きするとされています。長生きできるかどうかは、飼い主がどのような環境で育てるかという影響が強いため、長生きのためにいい環境を整えてあげるようにしましょう。

アメリカンカールの価格

アメリカンカールの価格は、一般的なペットショップで購入する場合と、ブリーダーから購入する場合、キャットショーに出るような血筋を購入するなどの、どこからどのようなネコちゃんを購入するかによって変わります。

アメリカンカールの価格:5~27万円

平均的には14万円前後になりますが、個体によっては耳の巻いていないアメリカンカールもいますし、毛の長さも変わってきます。人気のアメリカンカールはもちろん価格も高くなりますが、アメリカンカールらしくない個体の場合は安く買えることもあります。

キャットショーに出るようなネコちゃんの場合は、20万円以上で取引されることもあります。誰の目から見ても「このネコちゃんは可愛い」というようなアメリカンカールらしさのあるネコちゃんほど価格が高くなり、すぐに売れてしまいます。

また猫の価格だけでなく、ワクチン代や去勢のための費用も必要です。初めて猫を飼うような場合は、揃えなくてはいけないものの費用もプラスされます。毎月の餌代もかかります。他の猫よりも多めに食べますので、少し餌代も多めに考えておくようにしてください。

アメリカンカールの子猫の選び方

アメリカンカールのクルッとした耳に憧れを抱いたなら、子猫の選び方は慎重にする必要があります。ペットショップでアメリカンカールと書かれているから買ってみたら、ほとんど耳がカールしないというようなことがあります。

まずはできるだけ多くのアメリカンカールの子猫を見ることから始めましょう。耳の形や顔つきなど、見比べてみないとわからないことがいくつもあります。容姿で言えば丸顔よりは逆三角が理想です。尾の毛が長くしっかりとしていることも重要です。

ただし、見た目も美しいアメリカンカールはそれだけで価格が上がってしまい、しかも競争率が高くなります。見た目も大事ですが、もっと大事なのは個体の強さです。食欲が旺盛で足の筋肉がしっかりしているネコちゃんを選びましょう。

あらゆる部分で完璧なアメリカンカールの子猫に、ペットショップで会える確率はかなり低いと考えてください。理想的なアメリカンカールを見つけたければブリーダーに相談するのが1番です。ただし、価格は驚くほど跳ね上がります。

もっと気軽にアメリカンカールと一緒の生活を始めたいという人は、もっと直感的に選ぶようにしましょう。耳のカールなどもあまり気にせずに、人懐っこい性格を重視して、自分と相性が良さそうな個体を探すと、運命の一匹との出会える可能性が高くなります。

アメリカンカールを飼うときの注意点

アメリカンカールと一緒に暮らす前に、飼う前に知っておくべき注意点について説明します。一緒に暮らし始めてから困らないように、前もってきちんと理解しておきましょう。

コミュニケーションはこまめにとるようにする

アメリカンカールは留守番のできるネコちゃんで、家で大人しく飼い主の帰りを待つことができます。その一方でとても人懐っこく、甘えたがりという性格も持ち合わせていますので、一緒にいるときはできるだけしっかりとかまってあげる必要があります。疲れて帰るような日もあるかと思いますが、ネコちゃんのストレス解消に付き合ってあげて、一緒のときはできるだけそばにいてあげましょう。

耳掃除は定期的に行う

後ほど詳しく説明しますが、アメリカンカールの弱点の一つが耳です。クルッとした耳は、とても耳垢がたまりやすい形状をしていますので、飼い主が耳の掃除を定期的にしてあげる必要があります。ブラッシングも定期的に行う必要がありますので、お手入れの日を決めて、忘れずに全身をきれいにしてあげましょう。

食事は太らない範囲でたっぷりあげる

アメリカンカールは食欲旺盛なネコちゃんです。たくさんの餌を食べて、その立派な被毛を作ります。品格のある体つきを維持するためにも餌は他の猫よりも多めにあげるようにしてください。成長期は特にタンパク質の多い食事を与えるようにしましょう。

ただし、動きはそれほど活発ではありませんので、食べ過ぎで太ってしまわないようにきちんと体重管理はしてあげましょう。太ってきたと感じたら、運動をさせるか食事を減らすかの対応をして、健康な体を維持するようにしてください。

怒鳴らないこと

アメリカンカールはとても臆病なネコちゃんです。怒鳴って叱ると怯えてしまう可能性があります。とても賢いネコちゃんですので、きちんとしつければ同じ間違いはほとんどしません。悪いことをしたときは、優しく丁寧に言い聞かすように叱ってください。

アメリカンカールがかかりやすい病気

アメリカンカールの特徴でもある耳の形状は奇形ではないとはいえ、動物としての本来のあるべき形ではないため、猫種としては耳に弱点があります。ここではアメリカンカールのかかりやすい耳の病気やその他の病気について紹介します。

毛球症

毛球症は毛づくろいをするときに、自分の毛を飲み込んでしまうことで起こる病気です。本来であれば排便と一緒に出てくるはずの毛が、そのまま内蔵に残ったままになり、消化器官を詰まらせてしまうことがあります。長毛種のアメリカンカールによく見られる病気のひとつです。

ブラッシングをすることである程度は防止することができますので、こまめなお手入れをしてあげるように心がけてください。

外耳炎

アメリカンカールの耳の形状はとても複雑で、耳の病気にかかりやすいという特徴があります。その中でも外耳炎はアメリカンカールがかかりやすい耳の病気の代表的なものになります。耳を頻繁に触ろうとしたり、頭をしきりに振ったりしていたら、外耳炎の可能性があります。もしかしてと思ったら、早めに病院で確認してもらいましょう。

角膜炎

角膜炎もアメリカンカールのかかりやすい病気の一つです。早期発見で治療ができれば、早く回復することもありますが、場合にとっては失明してしまうこともあります。瞬きが多くなったり、足で目をかこうとしたりしたときは、ネコちゃんの目に問題がないかチェックするようにしましょう。

まとめ

アメリカンカールは180°クルッとまわったその耳が特徴のネコちゃんです。耳の形は突然変異ですが奇形ではないため、個体として弱いということもなく、むしろ雑種に近い状態の猫ですので、とても体が強い個体が多い猫でもあります。

ただし耳の形状は個体差が大きく、耳を含めて理想の姿かたちをした子猫にはなかなか出会うことができません。理想的なアメリカンカールの価格はとても高く、しかも欲しいと考えているライバルが多いため、ペットショップなどで出会ってしまったときには、できるだけ直感に従ってすぐにアメリカンカールとの生活を始めましょう。

とても人懐っこい性格をしていて、飼い主に甘えたがることの多いネコちゃんです。頭のいいネコちゃんでもあり、しつけも簡単で留守番もできますので、初めてのネコちゃんとしてはとても飼いやすい種類でおすすめです。

耳の病気に弱く、耳掃除を欠かさないことが大切です。耳掃除をするときは毛玉症防止の為、ブラッシングをしてあげることで、ネコちゃんの健康を維持することができます。コミュニケーションの意味も含めて、こまめなお手入れをしてあげてください。

アメリカンカールは賢くて可愛いうえに、とても飼いやすいネコちゃんです。もし一目惚れしてしまったときは、躊躇することなく買うことをおすすめします。

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