猫が来る前に揃えて起きたい猫グッズと部屋の作り方

これから猫との暮らしを始めようとする人は、猫がやってきてからの生活を想像するだけで楽しい気分になるかと思います。すでに猫が家にやってくる日が決まっている場合は、気が気じゃないですよね。そんなときはまず気持ちを落ち着かせるために、猫を迎え入れるための準備をしましょう。

ここでは初めて猫を飼う人が、猫を迎え入れる前に揃えておきたいグッズや、猫が快適に暮らせるための部屋づくりについて紹介します。これから猫を飼うという人はぜひ参考にしてください。

猫を迎え入れるための準備はなぜ必要?

猫と一緒に暮らすための猫グッズの購入や、部屋づくりなんて猫がやってきてからすればいいと思っていませんか?もちろん、猫を迎えてからでもなんとかなってしまうものですが、猫が家にやってきてから数日は猫も飼い主も気持ちが落ち着かず、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

猫は新しい環境に馴染もうと一生懸命の状態で、ようやく慣れてきたと思ったのに、そこから部屋づくりをして、また環境が変わってしまうと猫にとっては大きなストレスになってしまいます。猫にとっては最初から変わらない環境であることが理想的です。

餌のための食器も途中で変わるのではなく、自分の食器として最初から使い続けられるようにしてあげたいところです。もちろん後から変更してはいけないということではなく、時間のあるうちに整えておいて、そこに猫を迎えるという方がお互いにとって楽だということです。

猫がやってきてから慌てて部屋の掃除をしたり、危ないものを取り除いたりするのではなく、できることはすべてやっておいてから迎えるようにしましょう。そうでなくても初めて猫を飼うときはドタバタしてしまいますので、一つひとつの生活用品の準備をしながら、猫との暮らしを始めるための心の準備も整えてください。

猫を迎え入れるため必須アイテム

それではまず、猫を初めて飼う人にとっての必須アイテムについて紹介します。これだけは揃えておきたいというものに絞って紹介しますので、忘れずに購入しておくようにしましょう。

トイレセット

猫を飼うときに絶対に必要になるのがトイレとトイレ砂のセットです。猫は砂がある場所をトイレだと認識してくれますので、家にやってきたときにはトイレの準備が整っているようにしましょう。最近は砂ではなく取り扱いが簡単なシートタイプのトイレもあります。

どちらがいいのかは飼い主の好みですので、片付けの楽さを優先する場合はシートタイプを選び、しつけの簡単さを優先する場合は、砂タイプのトイレを選びましょう。途中で変えると猫は混乱してしまいますので、こちらと決めたタイプのトイレを使い続けるようにしてください。

キャットフード

キャットフードについては後ほど詳しく説明しますが、これも猫がやって来る前に揃えておきましょう。人間が食べているものをあげようとする人もいますが、人間の食べるものは塩分が多めで猫の体にはよくありません。必ず猫専用のご飯を用意するようにしてください。

食器

食器は餌用と水用の2種類用意してください。ステンレスのものや陶器のもの、プラスチックのものなど様々な種類が用意されていますが、衛生面から考えたときにプラスチックの食器はおすすめできません。衛生的でしっかいとした重みのあるステンレスか陶器のものを選ぶようにしてください。

子猫を迎え入れる場合は、食器の深さも考慮しておきましょう。食器が深すぎると上手に食べられない可能性があります。子猫には少し浅めの食器を利用しましょう。

爪とぎ

爪ときは不要だという飼い主さんもいますが、爪とぎがないと家の柱や家具などで爪をといでしまいます。ダンボール製の爪とぎの場合はそれほど高くありませんので、部屋や家具を傷つけられたくない場合は、きちんと爪とぎも用意しておきましょう。

爪切り

爪とぎも重要ですが、爪切りも早いうちから購入しておきましょう。生後1ヶ月もすると子猫でも爪切りができるようになります。子猫のうちから爪切りの習慣をつけておけば、大きくなってからも爪切りを嫌がりにくくなります。

人間用の爪切りを使っている人もいますが、猫の爪を切るには大きすぎるため、上手に爪を切ることが難しいため、できるだけ猫専用の爪切りを購入してください。

キャリーバッグ

これから一緒に暮らすことになる猫を迎えに行くときには、キャリーバッグを用意する方法もあります。出迎える場所がペットショップの場合はお店で購入することも出来ますが、好みのキャリーバッグが見つからないということもあります。

事前にペットショップ巡りをして、自分の理想とするデザインのキャリーバッグを購入しておきましょう。ネットショップで購入する場合は、思っていたよりも大きかったり、反対に小さかったりしますので、サイズをしっかり確認するようにしましょう。

首輪

室内から出さないと決めている飼い主さんは首輪をしたがりませんが、猫はどんなタイミングで家から脱走するかわかりません。そんなときのことを考えて、住所や電話番号などの連絡先を記入した首輪を購入しておきましょう。首輪は安全のために簡単にはずれる構造になっているものを選びましょう。

揃えておくと便利な猫グッズ

次に紹介するのは、絶対に必要というわけではありませんが、揃えておくと猫との暮らしが快適になる便利グッズです。ちょっとでも快適な空間を作るために揃えておきたいアイテムですので、予算に余裕がある場合は購入しておきましょう。

おもちゃ

ボールや猫じゃらしといった定番のおもちゃを用意しておきましょう。家にやってきた猫がどんなおもちゃを気に入ってくれるかわかりませんので、あれもこれも揃えておきたいところですが、まずは定番のものを数個用意しておけば間違いありません。猫はおもちゃでも遊びますが、自分で遊び方を工夫して好きなように遊んでくれますので、シンプルなおもちゃを買っておきましょう。

猫用ベッド

猫が眠るためのベッドも用意しておくと、猫が快適に眠ることができます。ただし、猫がちゃんとベッドで寝てくれるとは限りません。せっかく購入したのに飼い主の布団に入ってくる猫もいますので、無駄になってしまうかもしれません。

それでも猫は好むタイプのベッドなど、様々な商品が売られていますので、気になる猫用ベッドがあった場合は購入しておきましょう。連れてきた猫の使っていたタオルなどをそこに入れておけば、猫は自然とベッドでくつろぐようになります。

ゲージ

猫にゲージを使うことに反対する人も多いのですが、災害時の対応を考えると、普段からゲージを用意しておき、猫にゲージ慣れしてもらうことも決して無駄なことではありません。短い時間のお留守番などにゲージの中で待ってもらうように習慣づけておきましょう。

キャットタワー

予算に余裕があれば、ぜひそろえておきたいのがキャットタワーです。キャットタワーは猫の格好の遊び場で、寝床としても活用することができます。ただし、大型ものは決して安くありませんし、場所も取りますので、よく検討してから購入しましょう。

キャットフードを用意するときのポイント

猫を迎えるときに用意しておくべきキャットフードですが、市販されているキャットフードなら、どんなものでもいいというわけではありません。キャットフードによって猫の寿命も変わってきますので、慎重に選ぶ必要があります。

子猫に成猫用の餌をあげない

まずどのキャットフードでも共通のポイントですが、子猫に成猫用のキャットフードを与えないようにしましょう。もちろん食べるだけなら問題はないのですが、成猫用のキャットフードでは子猫に必要な栄養が足りません。

人間の子どもは大人よりも食べる量が少ないため、それと同じように考えてしまって成猫用のキャットフードを少なめにあげてしまうような飼い主さんもいます。そうなると子猫は栄養が不足してしまいます。

迎え入れる猫が子猫の場合は、高タンパク高カロリーで子猫のために作られた専用のキャットフードを準備するようにしましょう。

理想は無添加のキャットフードを選ぶ

キャットフードには着色料や防腐剤などが含まれていることがあります。人間には使ってはいけない添加物を加えて、餌が長持ちするようにしていますので、猫の健康を考えたときはそのようなキャットフードは使いたくありませんよね。

値段が少し高くなってしまうというデメリットがありますが、できることなら猫には無添加の餌をあげるようにしましょう。

動物性タンパク質の多く含まれているものを選ぶ

子猫の餌に求められるのはタンパク質です。しっかりとした体を作っていくためにはタンパク質は欠かせません。とはいえ、タンパク質ならなんでもいいというわけではありません。タンパク質には動物性のものと植物性のものがあり、猫に適しているのは動物性タンパク質です。

植物性タンパク質が含まれている豆などから作られたキャットフードは、価格が安くて入手性もいいのですが、子猫などの成長期に必要なのは肉や魚を原料とする動物性タンパク質です。動物性タンパク質を多く含んでカロリーの高いキャットフードを用意しましょう。

いきなり大袋で買わない

キャットフードは内容量が多いものほど価格が安くなります。すでに猫が好むキャットフードが分かっている場合は内容量の多い大袋で購入してもいいのですが、最初はどんなキャットフードを好むのかわかりません。

大量に買っても猫が気に入ってくれなければ無駄になってしまいますので、まずは内容量の少ないキャットフードを選びましょう。できれば数種類用意して、家にやってきた猫がどのキャットフードを好んで食べるか試してみましょう。

猫を迎えるための部屋づくり

家の外に出さない猫は、生活のすべてを家の中で行います。そのため、よりストレスなく、しかも運動もできるような環境を飼い主が整えてあげる必要があるのですが、いきなり快適な環境を整えろと言われてもどうしていいかわかりませんよね。

ここでは、猫と暮らすときの部屋づくりのポイントについて紹介します。

高い場所に移動できるようにする

猫は高い場所が好きです。高いところにいると周りを見渡すことができますし、なによりも猫にとっては安全地帯です。このため、高い場所があれば猫は安心して毎日を過ごすことができるのですが、マンションなどではなかなか高い場所を用意できませんよね。

そこで利用したいのが、上でも紹介したキャットタワーです。キャットタワーを設置しておけば、猫は簡単に高いところにいけますので、マンションの部屋でも猫にとっての安全地帯をつくることができます。家具のレイアウトで上手に高い場所を作れるのが理想ですが、それも簡単ではありませんので、ぜひキャットタワーを有効に活用してみましょう。

徹底的に片付ける

子猫を迎えると、やんちゃな子は何でもおもちゃにしてしまいます。植物などは食べてしまう可能性があります。いたずらされて困るものは必ず猫が開けることの出来ないボックスなどにしまって、植物はできるだけ猫が触れられないようにしてください。

花瓶や写真立てのように落ちて壊れるようなものは、高いところにおかないということも徹底してください。壊れやすいものは置かないことを基本として、飾りたいときはできるだけ低い場所に置くようにしましょう。

日当たりのいい場所に柔らかいものを置く

猫は日向ぼっこが大好きです。部屋の中で最も日の当たる場所に猫用のクッションなどを置いてあげましょう。きっとそこをお気に入りの場所にしてくれるはずです。ただしベランダのような危険な場所ではなく、室内の安全な場所に置くようにしてください。

まとめ

これから猫との新しい生活が始まると思うと、ワクワクばかりが先走ってしまい、迎え入れる準備がなかなか進まないまま、猫がやって来る日になってしまうことがあります。家に来てから用意すればいいという考え方もありますが、猫がやって来てからしばらくは、猫も飼い主も落ち着きがなくなってしまいます。

できる準備はすべてやり終えてから猫を迎えるようにしましょう。上で紹介した最低限揃えておくべきものは前日までに準備しておきましょう。しっかり準備をしたつもりでも、まだ何か不足してしまうものです。あれもこれも足りないとなって慌ててしまわないためにも、気持ちだけは万全の準備をして当日の朝を迎えましょう。

用意するのは猫グッズだけではなく、部屋も猫を迎えられる環境にしておきましょう。乱雑に散らかった部屋では、猫にとっては危険な環境ですし、何かの拍子に置いてあるものを壊してしまうこともあります。猫にも飼い主にも危険が及ばないように、部屋をきれいな状態にしておきましょう。

また猫がストレスなくすごすためのおもちゃを用意したり、キャットタワーなどで高い場所を作ってあげたりするなどして、快適な環境を整えることも忘れないようにしてください。しっかり準備が出来ていれば、あとは猫が環境に慣れてくれるのを待つだけです。猫に少しでも早く新しい環境に慣れてもらうためにも最善の準備をして猫を迎えましょう。


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