夏の食欲不振

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私たち人間も夏の暑い日には食欲もなくなって、軽いものしか胃が受け付けないというようなことありますよね。同じことがワンちゃんやニャンちゃんのようなペットにも起こります。夏バテや熱中症になってしまうと、症状によってはまったく食べなくなることもあります。

ここではそんな夏の食欲不振を、その原因や対処法なども含めて分かりやすく説明をします。知っておくだけで、夏場にペットが衰弱していくのを防げることもありますので、これからペットを飼い始めるという人は、ぜひ参考にしてください。

季節ごとの食事量の目安

まず理解しておきたいのは、ワンちゃんもニャンちゃんも季節ごとに食事量が変わってきます。一般的な食事量の増減は次のようになります。

春:標準
夏:少なめ
秋:標準からやや多め
冬:多め

春を基準にすると、暑くなる夏場の食事量は10~20%くらい落ちると言われています。秋は春と同じくらいの食事量ですが、秋の終わりになると冬の寒さに耐えるために、徐々に食事量が増えていきます。

もっとも食事量が多いとされるのが冬です。この時期は春と比べると10~20%くらい食事量が増える傾向にあります。冬の寒さに耐えるには、十分な皮下脂肪が必要ですので、本能的にたくさん食べるようになると言われています。

夏は、夏バテして食事が減るというのもありますが、気温が高いため脂肪を燃焼させる必要がありません。このため、必要以上には食べなくなります。

このように、ワンちゃんもニャンちゃんも最適な食事の量が変化するということを頭に入れておきましょう。夏場に食欲が落ちて焦る飼い主さんも多いのですが、少しくらい食べなくなっても、毎日ちゃんと食べているなら、それほど気にする必要はありません。

注意したいのは、数日間ずっとほとんど食べていないというケースです。明らかの季節変動ではない食事量の変化があったときには、夏バテや熱中症などが発症している可能性があるということも考えておきましょう。

夏バテで見られる症状

ワンちゃんもニャンちゃんが、夏バテしたときに見られる症状について見ていきましょう。代表的な症状は次のようなものがあります。

食欲不振

一番わかりやすい症状が食欲不振です。いつもはゴハンの時間になると嬉しそうにするはずなのに、なぜか食いつきが悪いようなときは、夏バテや熱中症などを疑ってください。大好きなフードならまだ食べるというのであればまだいいのですが、おやつもまったく食べようとしないというケースでは、夏バテしている可能性がかなりあります。

動きがゆっくりになる

散歩をしているときに、いつもよりも歩くスピードが落ちていると、夏バテになっている可能性があります。普段は積極的に飼い主さんを引っ張ろうとするのに、なぜか歩くのを嫌がるようになったときは、体にエネルギーが不足しているのかもしれません。

症状がひどくなると、散歩に行くことも嫌になってしまいます。そういうときは無理に散歩をさせずに、体力が戻ってくるまで散歩を中止しましょう。

ウンチが緩い

食事ができなくなるだけでなく、下痢や嘔吐を繰り返すようですと、それも夏バテになっている可能性があります。そこまででなくても、便がいつもよりも柔らかめでしたら、それはひとつのサインです。食事をしっかり食べずに水ばっかり飲んでいると、ウンチが緩くなります。しっかり食事ができるように、好んで食べるフードを使ってあげましょう。

元気がなくなる

室内飼いをしていても夏場になると、床にぐったりとすることがあります。暑さによって疲労した体を休めるためにとにかく休もうとした結果、そのような症状が見られるようになります。明らかに疲れているようなときには、散歩も休んで元気になるのを待ちましょう。

長く寝るようになる

夏バテになると、ペットは体を休めようとします。他にすることもありませんので、自然と長時間眠るようになります。運動量は減り、体への栄養補給もできませんので、余計に動くのが嫌になり、さらに夏バテがひどくなります。一時的に睡眠時間が伸びるのはかまいませんが、いつまでも続くようでしたら、動物病院で健康状態のチェックをしてもらいましょう。

ペットの夏バテ・熱中症対策

ワンちゃんやニャンちゃんの食欲低下を防ぐためには、夏バテと熱中症対策が必要です。夏場でも元気よく食べてもらえるように、ここで紹介する対策を行ってあげましょう。

室温をエアコンで管理する

飼い主さんの中にはエアコンが苦手という人もいるかもしれませんが、それ以上にワンちゃんやニャンちゃんは暑さが苦手です。すべてのワンちゃんやニャンちゃんが暑さに弱いわけではありませんが、北国育ちの犬種や猫種はほとんどが日本の夏に適していません。

ペットのことを考えるなら、室温は常にエアコンで管理しましょう。暑さを感じてから使ったのでは、ペットにとってはおそすぎることもあります。基本的には冷房で28℃をずっとキープさせましょう。

電気代が気になるかもしれませんが、ずっとつけっぱなしの場合は、思ったよりも電気代がかかりません。こまめに付けたり消したりするのと、電気代は変わりませんので、必ずエアコンで室温管理を行いましょう。

涼しい時間に散歩をする

室温管理をきちんと行っておけば、ワンちゃんが夏バテする原因は暑い時間の散歩だと考えられます。飼い主さんによっては、毎日決まった時間に散歩をするべきだと考えている人もいるようですが、夏場の日中の散歩はワンちゃんの寿命を縮めてしまいます。

アスファルトは太陽光によって熱せられて、50℃以上になることもあります。そんな場所を走ったらどうなるのか、想像しただけでもこわいことですよね。かといって、散歩をしないのは運動不足になってしまいます。

6月以降は日も長くなっていますので、早朝もしくは日が沈んでから散歩を行うようにしましょう。どうしても日中に散歩をするという場合は、アスファルトではない路面をアルカせるようにしましょう。公園や河川敷などの土の路面がおすすめです。

食事で水分補給をする

ワンちゃんやニャンちゃんは暑ければ自分できちんと水分補給を行います。このため、飲水は絶対に切らさないように注意してください。散歩中でも水を飲めるようにしておくと安心です。それだけでは不足しそうな場合には、食事から水分補給を行ってください。

・ドライフードを水やお湯でふやかせて与える
・生野菜などの水分の多い野菜を与える

一般的な水分補給方法としては、ドライフードに水分を含ませるのですが、ワンちゃんやニャンちゃんによっては、濡れたフードを嫌がる可能性があります。このような場合には、水分が多く含まれた生野菜を与えましょう。トマトやキュウリ、レタスのような夏野菜が向いています。これらは人間の夏バテ対策にも有効ですので、ぜひ活用にしてください。

食欲が落ちたときの対処法

どれだけ予防をしていても、完全に食欲低下を防ぐことはできません。もしワンちゃんやニャンちゃんの食欲が落ちてしまったときには、飼い主さんがきちんと対処してあげましょう。早期に対処できれば、回復も早まります。

熱中症の場合は病院に連れて行く

ただの夏バテであれば様子を見るという選択肢もありますが、熱中症の場合は命の危険も考えられます。このケースではすぐにでも動物病院で診てもらいましょう。できれば病院に行く前に症状を獣医さんに説明して、すぐにできる対処法を聞き出しましょう。一般的には次の3点を行ってください。

・少しでも水を飲ませる
・日差しの当たらない涼しい場所に移動する
・首や脇の下などの水を掛けて体温を下げる

まず行うべきことは、体温を下げるということです。これは動物病院での処置も同じです。体温が下がらないことには何も出来ません。体が熱くなっていると感じたときには、熱を抑えるようにした上で、動物病院に連れていきましょう。

大好きな食べ物を与える

好きなものを好きなだけ与えるというのは、通常時はあまりおすすめしませんが、夏バテで苦しんでいるのであれば、ワンちゃんやニャンちゃんの大好きなおやつなどを与えるようにしましょう。

まずは体力を取り戻して貰う必要があります。このため、夏バテで食欲が落ちてしまったときは、ワンちゃんやニャンちゃんの大好きなおやつを与えてください。ただし、ずっと継続してしまうと、いつでもそれらを貰っていいと勘違いする可能性があります。

あくまでも、体力を取り戻すことが目的です。おやつが常食にならないように気をつけてください。

ペットフードを変えてみる

いま食べているペットフードが好みだったとしても、これまでと違うものを与えることで、ワンちゃんやニャンちゃんに興味をもたせることが可能です。いつもよりも少しだけ高価なものにしてみると、思ったよりも食いつきがよくなることも珍しくありません。

とくにウェットフードは匂いがあるため食欲が増進すると言われています。ワンちゃんやニャンちゃんによって好みは様々ですが、マンネリ化している食事にちょっとした刺激を与えるというのも食欲を取り戻すためには有効です。ぜひ、これまでとは違うフードを与えてみましょう。

病気による食欲低下である可能性

夏場の食欲低下だから、単純に夏バテだろうと思って放置していたら、実は病気にかかっていたというようなことがあります。特に消化器系の疾患が原因で、食欲が低下して弱っていくことがよくあります。

夏バテなのか、病気なのかの違いに関しては素人ではほとんど判断できません。このため安易に夏バテと決めつけないで、必ず動物病院でチェックしてもらいましょう。おかしいと感じたら、まずは獣医さんに電話で相談して、そこで通院すべきかの判断をしてもらいましょう。

1日程度であれば食べなくてもなんとかなりますが、これが数日続くようですとかなり深刻な状態にまで悪化しています。いつもよりも食べる量が少なくなったり、食べるスピードが遅くなったりしたときには、夏バテだけではなく、病気の可能性も考えて対処しましょう。

食欲がない時のフードの与え方

夏の時期ワンちゃんの食欲がない、全然食べないといったご相談をいつもの時期より多くうけます。特にドライフードといった主食を一切手をつけなくなってしまうというご相談が多いです。
こんなときにお勧めしているのは次の2点です。

・ドライフードとおかずをよく(分けられないくらいに)混ぜる
・ドライとおかずの比率を2対8ないしは3対7くらいにする(通常は6対4)

大好きなおかずなら食いつきよく食べられることが多いので、まずはおかずの比率をあげてスタートしてみてください。よく食べるようになってきたら、少しずつおかずを減らしドライを多くしていってください。

それでも食べない場合は、20分ぐらいしたら食器をさげてしまい、御褒美のおやつも無しとします。「食べたらご褒美におやつが貰える。」という習慣を理解させてあげてみてください。最初のうちはなかなかうまくいきませんが、根気よく続けていけば、そのうち食いつきはよくなっていきます。

是非とも、100%完食を目指して頑張っていきましょう。ワンちゃんやニャンちゃんが元気を取り戻せるかどうかは、みなさんの腕にかかっています。

推奨したいフード

夏バテなどで食欲が落ちているときは、何と言っても食いつきのいいフードがおすすめです。ここでは当店で扱っている、夏の食欲不振に適したフードを紹介します。ワンちゃんやニャンちゃんの好みもあると思いますので、いろいろなフードを試してみましょう。栄養バランスも考えて、ある程度体力が戻ったら、いつもの食事に戻してあげましょう。

レトルト/チキンオカラベジ

食いつきOK&野菜たっぷり&低カロリーOKなチキンオカラベジです。高質で厳選された国産鶏肉を使っています。また、にんじん・グリーンピースといったビタミン豊富な野菜がたくさん入ってます。「食べやすさ」を追求しそぼろ状に調理しています。食欲がないワンちゃんも歯が丈夫でないワンちゃんもこれ1つで食いつき倍増です。

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サプリメント/パーフェクトノニ150DX

夏バテに補給しておきたい栄養素を完全網羅。必須アミノ酸9種類を含む150種類以上の栄養素が摂取できます。朝晩のドライフードにふりかけてあげてみてください。

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おかず缶詰/オールチキンミール

カロリーは缶詰の中でも一番高いですが、とても良質のタンパク質が使われていて、この体力づくりの時期に必ず味方になってくれるおかずです。国産雛鳥のミンチでバランスよく栄養摂取ができます。

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おやつ/ササミジャーキー

ササミを牛皮ガムに巻いた、ワンちゃんに大人気のおやつです。天然素材を無添加、無着色でじっくり乾燥させました。噛みごたえがあり、歯を丈夫にさせます。

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