ドッグフードやキャットフードに軽減税率は適用されるか?

2019年10月1日に消費税が10%に引き上げられる予定ですが、今回の引き上げで少し複雑になるのが軽減税率の存在です。犬や猫の飼い主さんはドッグフードやキャットフードが軽減税率の対象になるのかどうか、気になっているかと思います。ここではそんな人のために、ペットフードと軽減税率の関係についてご紹介していきます。

ペットフードは軽減税率が適用されない

結論からいえば、ドッグフードやキャットフードは軽減税率の対象外となり、10%の消費税が適用されます。3000円のドッグフードには300円の消費税がかかります。それほど大きな差はないとはいえ、大型犬や多頭飼いの飼い主さんからすれば、それなりの負担増になってしまいます。

人間の食べ物は8%なのに、家族である愛犬や愛猫の食べ物だけ高い税率なのは納得いかないかもしれませんが、残念ながらそう決まっています。今回の軽減税率が適用される飲食料品は、人の飲むものや食べるものだけに限られています。

軽減税率が適用されない理由

軽減税率制度は、低所得者への経済的な配慮をするための制度です。消費税が上がることによって経済的な負担が上がり、十分な食事ができなくなることを避けるために制定されました。このため、同じ食品でも外食のように、「なくても困らないもの」には軽減税率は適用されません。

この「なくても困らないもの」の中に犬や猫などのペットも含まれています。生活が苦しいぐらいの人は、犬や猫を飼う余裕はありませんよね。ペットを飼えるということは、それだけ収入に余裕があるということで、軽減税率がなくてもなんとかなる人たちです。

ドッグフードやキャットフードは、犬や猫にとっては必需品ですが、その犬や猫が人間の必需品ではないという考えから、ペットフードには軽減税率が適用されません。

愛犬や愛猫と家族同然のように暮らしている人からすれば、腑に落ちないかもしれません。ギリギリの生活をしているけど、猫を保護して飼っているという人もいるかと思います。ただ、どこかで線引きをしなくてはいけませんので、少なくとも現状ではペットフードは軽減税率の対象外になっています。

買いだめをするときの注意点

軽減税率が適用されないとなると、ドッグフードやキャットフードを買いだめしたくなりますよね。安いうちに買っておいたほうが、明らかにお得です。実際に、多くの飼い主さんがまとめ買いをすることになるかと思います。そういうときに注意してもらいたい点が2つあります。

  • 賞味期限を超えない範囲で購入する
  • いつもと同じ容量のものを購入する

まず大事なのは、賞味期限をきちんと確認して購入しましょう。賞味期限を少しくらい過ぎたところで食べられなくなるわけではありませんが、1年も2年も過ぎたものを与えるのはさすがに危険です。普段の購入ペースと賞味期限をよく考えて購入量を決めましょう。

また、大容量のペットフードが安いからといって、いつもよりも大きいパッケージで購入するのはやめておきましょう。未開封なら長持ちしても、開封してしまうとドッグフードやキャットフードは酸化して品質がどんどん劣化していきます。

買いだめするときも、いつものサイズのものを選び、劣化したドッグフードやキャットフードを与えないように気をつけてください。

手作りなら軽減税率の対象になる

既成品のドッグフードやキャットフードは軽減税率の対象になりませんが、フードを手作りしている場合には、もちろん軽減税率の対象になります。スーパーで肉や野菜を購入するときに「これは犬用」というように、分けてカゴに入れるわけではありませんので、当然のことです。

もっとも、手作りフードをすでに与えているという人にとって、消費税の軽減税率になるかどうかは些細なことかと思います。税制に関係なく、ワンちゃんやニャンちゃんに安全なものを食べさせたいという気持ちで、手間をかけてフードづくりをされているはずです。

ワンちゃんやニャンちゃんに既成品のフードを与えているという飼い主さんでも、心のどこかで手作りの安全なフードを与えたいとは思っている人は少なくないはずです。せっかくですから、消費税の増税に合わせて、手作りフードに挑戦してみるのもいいかもしれません。

こういうタイミングは、食べるものを見直すのにいいきっかけになります。手作りフードを与えると、よりワンちゃんやニャンちゃんとの距離が縮まります。毎食手作りにする必要はありません。まずは、できる範囲ではじめて見てはいかがでしょう。

軽減税率に関係なく体にいいものを選びましょう

手作りがいいのが分かっていても、やっぱり続けられる自信がないという飼い主さんもいますよね。そういう方は、このタイミングでヒューマングレードにこだわったドッグフードやキャットフードに切り替えてみませんか。

私たちが普段から食べているものと並べて陳列ができないような、原材料がよく分からないペットフードではなく、人間の食べるものと同じ原材料で作られたもののほうが、安心して食べさせることができますよね。

当店もドッグフードやキャットフードの安全性にこだわっていますので、取り扱っているフードはすべて、ヒューマングレードの食材で作られています。

実際にスタッフが食べて味を確認しているフードもあり、安全性と食いつきのよさに自信のあるフードを揃えています。少しでもいいものを食べさせたいと考えている飼い主さんは、まずは当店の「ワンコインお試しセット」をお試しください。

軽減税率が適用されるペットフードが出る可能性

軽減税率の線引きをするための国会での議論の中で、動物も人間も食べられるペットフードについて、軽減税率の対象になるかどうかという質問が出されました。これに対して、食品表示法で人向けの食品となっている場合には、軽減税率の対象になるとの回答がありました。

線引きとしては、人向けと表示できる基準を満たしていれば、ドッグフードでもキャットフードでも、軽減税率の対象となるといことです。このため、これからはそのようなドッグフードやキャットフードが発売される可能性もあります。

まだ先行きが不透明ではありますが、このような動きがあることも頭に入れておいてください。数年後には、ワンちゃんやニャンちゃんと同じものを、飼い主さんがあたり前のように食べるようになるかもしれません。それはそれで楽しみですよね。

まとめ

ドッグフードやキャットフードは残念ながら、現時点では軽減税率の対象にはなっていません。いずれ軽減税率の対象になるペットフードが発売される可能性がありますが、それが発売されるまでは10%の消費税を払う必要があります。

家計の負担は増えてしまいますが、ドッグフードやキャットフードを安全性の高いものに切り替えるいいタイミングでもあります。手作りフードなら軽減税率の対象になりますし、ヒューマングレードのフードは軽減税率の対象外でも、愛犬や愛猫の健康を守ることができます。

これを機に、ワンちゃんやニャンちゃんの健康を第一に考えた食事に切り替えていきましょう。当店も全力で、切り替えのためのサポートをさせていただきます。


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