魚のアジで健康に育てよう!体に優しいペットフードの魅力

ドッグフードやキャットフードの原材料って考えたことありますか?多くのペットフードに使われているのは、牛肉や豚肉、そして鶏肉などのお肉です。とうもろこしのような穀物が使われているペットフードもあります。そんなペットフードの原材料として注目されているのが魚です。

魚の中でも青魚であるアジを使ったペットフードには、たくさんの魅力があります。ここではそんな魚のアジを使ったペットフードを使うメリットについてご紹介します。

魚のアジに含まれる栄養成分

それではまず、魚のアジにはどのような栄養成分が含まれているのかを、詳しく見ていきましょう。アジにもいろいろ種類がありますが、ペットフードに使われることを想定するため、小型で骨付き生マアジの栄養成分についてご紹介します。

カロリー:123kcal
タンパク質:17.8g
脂質:5.0g
炭水化物:0.1g

※マアジ(小型・骨付き・生・100g)

主要成分

ビタミンD:5.1μg
ビタミンB1:0.26mg
ビタミンB12:5.6μg
ナイアシン:4.6mg
セレン:52μg
カルシウム:780mg

脂肪酸

飽和脂肪酸:1.16g
一価不飽和脂肪酸:1.05g
多価不飽和脂肪酸:1.35g

アミノ酸

イソロイシン:760mg
ロイシン:1300mg
リシン(リジン):1500mg
トレオニン(スレオニン):780mg
トリプトファン:200mg
ヒスチジン:610mg
メチオニン:530mg

魚のアジは高たんぱく低カロリー

私たちがダイエットをするときの食事の基本となるのは「高たんぱく低カロリー」です。痩せるためにはカロリーを抑える必要がありますが、カロリーを抑えようとするとたんぱく質が不足しがちです。たんぱく質は骨や筋肉の減量ですので、これが不足すると筋力が低下していきます。

これはワンちゃんやニャンちゃんでも同じことが言えます。ワンちゃんやニャンちゃんの肥満を防ぐために、安易に低カロリー食を導入すると、たんぱく質の量が減ってしまい、筋力の低下とともに運動をしなくなって元気もなくなります。

このため、体重管理をしっかりしたいのであれば、普段から低カロリー高たんぱくのペットフードを与えるようにしたいところです。とはいえ、お肉を使うとたんぱく質は増えますが、カロリーも高いため、太りやすくなります。

そこで注目されているのが魚のアジです。アジと牛肉でカロリーとたんぱく質を比較してみましょう。

  • アジのカロリー:123kcal
  • 牛もも肉のカロリー:209kcal
  • アジのたんぱく質:17.8g
  • 牛もも肉のたんぱく質:19.5g

※それぞれ100gの値

たんぱく質は牛もも肉のほうが多めですが、カロリーが約1.7倍もあります。これだけでもアジのカロリーが少ないことが分かりますよね。

もちろん成長期などには、しっかりとカロリーのある食事を与えなくてはいけません。成長期を過ぎて摂取カロリーを減らしたい。でも食事量を減らすと、もっと食べたいとおねだりされるようなときに、アジを使ったペットフードがおすすめです。

魚のアジはオメガ3脂肪酸が豊富

アジの魅力は、低カロリー高たんぱくというだけではありません。アジには最近注目されるオメガ3脂肪酸が、たくさん含まれています。

オメガ3脂肪酸って何?

オメガ3脂肪酸について説明する前に、脂肪酸について簡単に説明しておきましょう。農林水産省のHPでは脂肪酸について、次のような説明があります。

脂肪酸は、炭素(C)、水素(H)、酸素(O)の3種類の原子で構成され、炭素原子が鎖状につながった一方の端にカルボキシル基(-COOH)がついています。脂肪酸には、炭素の数や炭素と炭素のつながり方などの違いにより、様々な種類があります。

まったく理解できないですよね。

もう少し噛み砕いて説明をすると、脂肪酸は体の中にある紙質を構成する要素のひとつです。脂質は太る原因のひとつと思われていますが、私たち人間だけでなくワンちゃんやニャンちゃんにとっても脂質は重要な栄養成分のひとつです。

この脂肪酸は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2つに分けられます。さらに不飽和脂肪酸は一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸に分類されます。飽和脂肪酸と一価不飽和脂肪酸は体内で作り出すことができますが、多価不飽和脂肪酸は体内で合成できず、食べ物から摂取しなくてはいけません。

多価不飽和脂肪酸はさらにオメガ3、オメガ6に分けられ、アジなどの青魚に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)、エゴマなどに含まれるαリノレン酸はオメガ3に属する脂肪酸ということになります。

犬と猫の必須脂肪酸

ワンちゃんやニャンちゃんも人間と同じように必須脂肪酸があります。

  • リノール酸
  • αリノレン酸
  • EPA
  • DHA

これらに加えて猫の場合は、アラキドン酸も必須脂肪酸とされています。

リノール酸とアラキドン酸はオメガ6脂肪酸に分類される脂肪酸です。必須脂肪酸ではあるものの、摂取しすぎるとアレルギーなどになりやすいと言われています。ワンちゃんやニャンちゃんのアレルギーの原因にもなるため、必須脂肪酸であっても摂り過ぎには注意が必要です。

EPA・DHAとαリノレン酸はすでに説明しましたようにオメガ3脂肪酸に分類される脂肪酸です。ワンちゃんやニャンちゃんに対して、どのような効果が期待できるのかについて次項で説明します。

オメガ3脂肪酸の一般的な効果

オメガ3脂肪酸がなぜ注目されているのか。それは人間やペットの健康促進に驚くほど効果があると言われているためです。一般的な効果として次のようなものが挙げられます。

  • 記憶力の向上
  • 判断力の向上
  • 認知症予防
  • 視力の回復
  • アレルギー予防
  • 血流の改善
  • 美肌効果
  • 便秘解消
  • ダイエット効果
  • 心臓病予防

これらはオメガ3脂肪酸の効果の一部でしかありません。美肌効果などはワンちゃんやニャンちゃんには関係ないように思えるかもしれませんが、これは血流の改善による副次的な効果なのですが、ワンちゃんやニャンちゃんの皮膚をいい状態に保つ効果が期待できます。実際に犬アトピー性皮膚炎の治療において、効果を発揮したという報告もあります。

上記の効果のうち、特に注目したいのが心臓病予防の効果です。心臓病にかかった犬はEPAとDHAの血中濃度が低いという報告があります。また、心臓病の犬に魚油を与えると進行がゆっくりになったという実験結果もあります。このためペットフードのベースにDHAとEPAが多く含まれるアジを使えば、心臓病の予防につながることが期待できます。

効果が多すぎて、混乱してしまいそうですが、それくらいオメガ3脂肪酸は体にとって重要な脂肪酸です。効果が期待できるというよりは、オメガ3脂肪酸が不足すると、あっという間に老化が進み、健康状態も悪化するのだと認識しておきましょう。

魚のアジはタウリンが豊富

ワンちゃんにとっては必須アミノ酸ではありませんが、ニャンちゃんにとっての必須アミノ酸のひとつがタウリンです。ニャンちゃんは体内でタウリンをほとんど合成できませんが、必要量はかなり多いため、食べ物からタウリンを摂取しなくてはいけません。

ワンちゃんは体内でタウリンの生成ができますが、それでも十分な量を作り出せないこともありますので、補助的には摂取しておきたい栄養素のひとつです。

タウリンは心筋の収縮に必要な成分で、不整脈や心筋梗塞を防ぐ効果があります。心臓病を抱えたワンちゃんの治療に効果があるという報告もあります。さらに抗酸化作用があるため、成長期や高齢期、妊娠・授乳期などに摂取することで疲れにくく健康な体を維持することが期待できます。

このタウリンの摂取に向いているのが魚介類です。単純にタウリン量だけを考えれば貝からの摂取が理想的で、また魚でもカツオやブリなどに多く含まれています。アジに含まれるタウリン量はそれらと比較するとそれほど多くはありませんが、100g中100mgも含まれていますので、食品の中では比較的豊富に含まれています。

オメガ3脂肪酸ほどのインパクトはありませんが、それでもサプリメントを使ってでも摂取しておきたい栄養素です。アジを使ったドッグフードやキャットフードなら、それらを手軽に摂取可能です。

アジのペットフードはカルシウムが豊富

アジにはカルシウムが多く含まれていると言われていますが、人間が食べる可食部だけですと100g中に27mgしか含まれていません。ワンちゃんに必要なカルシウムの量は、体重1㎏あたり120mgと言われています。5㎏のワンちゃんなら600mgも必要です。

とてもアジの肉だけではそのカルシウムを補えそうにありませんね。でもアジを使ったペットフードには骨も使われていますので、カルシウムの量はかなり高めです。なんと骨付きアジ100gに含まれるカルシウムの量は780mgもあります。

ワンちゃんやニャンちゃんの血中カルシウムが不足すると、骨のカルシウムを溶かして補います。カルシウム不足が続くと、骨がどんどんもろくなります。そうなると簡単に骨折してしまいます。アジをベースにしたペットフードならこのカルシウム不足を補うことができます。

魚のアジを食事に使うときの注意点

ワンちゃんやニャンちゃんのご飯として、アジがとても有効だということが分かってもらえたかと思います。ただし、単純にアジを与えておけば大丈夫というとそうでもなく、いくつかの注意点があります。ここではその注意点についてご紹介します。

  • 手作りで与えるときは小骨に注意
  • 好みが分かれる
  • 魚そのままだと腹持ちがあまりよくない
  • 生で与えるときは寄生虫に気をつける
  • 塩分が多いため干物はNG
  • ビタミンEも一緒に摂取する

思ったよりも気をつけなくてはいけないことが、いっぱいありますよね。特に手作りでご飯を作っている場合には、小骨や寄生虫に気をつけなくてはいけません。また、ワンちゃんやニャンちゃんによっては、そのままの状態のアジを好んで食べないこともあります。

さらに気をつけたいのは、食べ過ぎによる体内のビタミンE不足です。DHAやEPAはとても酸化しやすく、体内で過酸化脂質に変化します。ビタミンEは抗酸化作用を持つ栄養成分ですので、参加したDHAやEPAを打ち消すために働くため、ビタミンEが不足するというわけです。それを補うために、アジと一緒にビタミンEも一緒に摂るようにしてください。

ちょっと面倒だなと思い始めた人もいますよね。でもこれを簡単に解決する方法があります。それがアジをベースにした総合栄養食のドライフードです。総合栄養食のドライフードには、ビタミンEも含まれていますし、寄生虫や小骨の心配はいりません。好き嫌いもほとんどなく、美味しく食べてくれます。

手作り食にこだわりたいのでなければ、アジをベースにして作られたドライフードを活用してみましょう。

当店で扱っているオメガ3脂肪酸を含んだおすすめフード

アジの効果も分かったし、次からはアジベースのドッグフードやキャットフードに替えてみようと思ったけど、ペットフードの種類が多すぎて、どれを選んだらいいのかわからないという人もいるかと思います。アジが入っているものだけでもかなりの種類があります。

ここではそんな人のために、当店で扱っているアジが原材料に含まれているドライフードと、手軽にオメガ3脂肪酸を摂取できるサプリメントをご紹介します。いずれも安全性の高い食品ですので、ぜひお試しください。

ドライフード/eateatプレートシリーズ

当店のドライフード「eateatプレートシリーズ」は総合栄養食であり、原料に魚のアジを使用しています。新鮮なアジを肉・内臓・骨まで細かくパウダー状にし、1匹まるごと食べられるようにすることで、アジの豊富でヘルシーな栄養をたっぷりとワンちゃんに与えられるようにしております。

また、アジに含まれているオメガ3系脂肪酸は、体内から病原体を排除するのに有益です。血行をよくして、腎臓病の要因となる動脈硬化等を防ぐのにも役立ちます。

原材料一つ一つの品質にこだわり、主原料などといったあいまいな表現ではなくすべての原材料を開示しているのもプレートシリーズの特徴です。多くのペットフードに使用されている家畜品質の飼料等といったものは一切使用しておりません。

もちろん合成保存料、合成着色料は一切無添加となっています。

犬用
プレートワン(生後~6才):商品はこちら
プレートツー(成犬・老犬):商品はこちら
プレートスリー(全年齢):商品はこちら

猫用
プレートキャットワン(仔猫・成猫):商品はこちら
プレートキャットツー(成猫・老猫):商品はこちら

サプリメント/えごまオイル

アジを使った商品ではありませんが、えごまオイルもアジと同じようにオメガ3脂肪酸を摂取できる食品です。えごまオイルにはαリノレン酸が多く含まれ、ニャンちゃんが好んで口にしてくれます。プレートシリーズと合わせて使用することで、オメガ3脂肪酸をしっかりと摂ることができます。

いま使っているドライフードを替えたくないという場合は、こちらのえごまオイルがおすすめです。高齢犬やニャンちゃんのドライフードに混ぜてあげましょう。4gの使い切りサイズですので、油が酸化することなく、いつも新鮮な油を使うことができます。

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