猫はしつけが大事!猫と仲良く暮らすためのしつけの基本

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猫は犬と違ってしつけができないと思っていませんか?実は猫は思った以上に賢い動物です。きちんとしつけをすることで、いろいろなことを覚えてくれます。ここでは猫との共同生活をより良いものにして仲良く暮らすための、猫のしつけの基本を紹介します。

知っておきたい猫のしつけの基本の考え方

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猫は自由気ままだということは事実なのですが、人間と共同生活をしていく以上は、最低限のしつけは必要ですし、しつけをすることが可能です。ここでは猫のしつけについて、その基本的な考え方を紹介します。

知っておくべき猫の学習パターン

まず猫が人間になつくかどうかという最も基本的なしつけですが、これは生後2〜7週間で決まってしまいます。この期間にできるだけ多くの人の手に触れた猫は、人の手を怖がらなくなり、人懐っこい猫へと成長していきます。

最初の2〜7週間で人間に慣れることができたら、そこからはじっくりと時間をかけて猫のしつけを行っていきます。基本的には古典的条件付けとオペラント条件付けといった、古くから使われている手法でのしつけが基本となります。

古典的条件付けはとてもシンプルで、よくあげられる例として「動物病院で注射をされたことで、白衣の先生を見ると逃げ出してしまう」といったものがあります。嫌なことの記憶と白衣が繋がって「これは嫌なものだ」と感じるようになることです。

オペラント条件付けは、猫の行動に対して飼い主が褒めたり怒ったりすることで、猫の行動が変化するしつけ方法になります。例えば「猫がテーブルに乗ったら、猫に見えないところでテーブルを叩き、猫に不快な思いをさせてテーブルに乗せないようにする」といったしつけがこれにあたります。

猫に限ったことではありませんが、猫のしつけは、この古典的条件付けとオペラント条件付けを活用して行うことになります。

猫はほめても伸びない

人間には「ほめて伸びるタイプ」が多く、ほめられることで改善していくのですが、猫は社会性がないため、ほめたところで、それはしつけにおいて効果はほとんどありません。ほめられたからといって「もっとよくしよう」とはならないのが猫の習性になります。

もちろん、なでられると嬉しいため喜びはしますが、犬のようにほめられるために行動を変えるようなことは基本的にはしません。

このためオペラント条件付けでは、猫の行動に対して褒めるという対応はあまり効果的ではないということになります。

猫のしつけはご褒美で行う

猫をしつけるときはほめても効果がないかわりに、ご褒美はかなり大きな成果が見られるしつけ方法になります。

おやつをあげたり、なでてあげたりすることで、猫は気持ちよくなるため、その気持ちよさを得ようとして同じ行動を取るようになります。

反対に罰も必要だと言われていますが、罰を与えても猫は反省することはないという研究結果でていますので、罰を与えてしつけるよりも、ご褒美を与えることでしつけるようにしましょう。

実はとっても簡単です!猫のトイレのしつけ方

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初めて猫を飼う人にとって心配なのが、トイレのしつけですよね。ちゃんと覚えてくれずに、部屋のあちこちでおしっこをし始めたらどうしようかと悩んでしまいます。でも猫のトイレのしつけは思った以上に簡単です。猫は本能的にただしいトイレの方法を理解していますので、人が行うのはその誘導だけ。

ここでは猫が上手にトイレを覚えていくれるための、猫のトイレのしつけ方について紹介します。

まずは猫に快適なトイレを作りましょう

猫にトイレを覚えてもらうには、猫にとって快適なトイレを用意してあげる必要があります。猫が喜ぶトイレの条件は「人の通らない静かな場所」「風の通りが良い場所」「清潔であること」です。

猫はデリケートでキレイ好きだということを、覚えておきましょう。

トイレの形状は市販されている猫用トイレなら、どんなものでもかまいません。飼い主がメンテナンスしやすい形状のトイレを選びましょう。猫にとって重要なのは、そのトイレが清潔に保たれているということだけで、トイレの可愛さなんてまったく気にしていません。

あえて言うならば、少し大きめのトイレを用意してあげましょう。猫は大きめのトイレのほうが安心する傾向にあるそうです。

先住猫がいる場合は先住猫のトイレの仕方から学ばせる

猫は他の猫をお手本にしてそこから学ぶ習性があります。このため、他の猫がトイレをしているところを何度も見せることで、子猫も決まった場所でトイレをするようになります。

他の猫がトイレをしている姿から、子猫は自然と学ぶようになるのです。

母猫のトイレを見せるのが一番良いとされていますが、母猫がいないような場合は、他の先住猫にその役を任せて、先住猫がトイレをするところを何度も子猫に見せるようにしてください。

学ばせる母猫や先住猫がいない場合

まずは子猫のトイレサインを見極めるようになってください。ウロウロしながら床の匂いをかぎ始めたらそれがトイレサインです。

トイレサインを見つけたら、慌てず猫に近づいてから、そっと猫を抱いてトイレの砂の上へと移してあげます。すると猫は自然とそこでトイレをしてくれます。

上手にトイレができたときは、子猫をなでてあげてください。なでられることと、トイレが済んだ気持ちよさで、猫はトイレの方法を覚えていくことになります。

これを5回も行えばあとは猫が勝手にトイレに行くようになります。そうなればそこでトイレのしつけは完了になります。思った以上に簡単ですよね。

爪とぎを用意しよう!猫の爪とぎはしつけられます

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幼いうちから覚えさせたいしつけが「爪とぎ」です。猫はどこでもすぐに爪とぎをすると思われがちですが、実はしつけによって、爪とぎの場所をある程度固定させることができます。「ある程度」というのが猫らしいところですが、それでも部屋中あちこち爪とぎの場所だらけという状態は避けられます。

ここでは部屋を猫にボロボロにされないための、爪とぎのしつけの方法を紹介します。

猫はなんで爪とぎをするの?

わかっているようで、わかっていないことかもしれません。猫はなぜ爪とぎをするのでしょう。

爪とぎをするのにはいろいろな理由がありますが、猫の爪とぎは古くなった爪をはがすために行われています。ほかには他の猫とのケンカのときに使う武器を磨くための行為であったり、ストレスの発散だったりします。

ちなみに猫は後ろ足で喧嘩をすることも、何かを捕まえることはしませんので、爪とぎをするのは前足だけになります。前足だけはいつでもいい状態に保とうとするのが猫の本能になります。本能ですから、これを無理にやめさせることは好ましいことではありません。

大事なのは爪とぎを指定居場所でだけ、爪とぎを行うようにすることです。

猫はどんな爪とぎが好き?

猫は一度爪とぎをした場所で何度も爪とぎをする習性があります。その場所が猫にとって爪とぎに最適な場所であり、爪とぎに最適な素材ということになります。

多くの場合、大きくて動かないもので、爪の引っ掛かりのいいものが狙われることになります。ということは猫用の爪とぎは、これに相当するものを用意してあげれば、猫はその爪とぎを利用するようになります。

あまり興味を示さないような場合は、またたびスプレーなどを吹きかけておくと、猫は自然とその爪とぎを使って爪を研ぐようになります。

猫に爪とぎをしつけさせる方法

まず爪とぎは部屋の目立つ場所に設置しましょう。爪とぎをした場所は自分の縄張りでもありますので、みんなから見える場所にあるのが理想です。

また、朝起きたらすぐに爪とぎをする猫も多いので、寝床のすぐ近くに置いておくと、その爪とぎを利用しやすくしてあげます。

猫に爪とぎをしてもらいたくないような場所が爪とぎに使われたときは、大声で叱ったりせずに、水鉄砲で猫に水をかけたり、霧吹きで水をかけるなど、猫が嫌がることをしてやめさせるようにしましょう。

爪とぎは多少ボロボロになっても、すぐには交換しないようにしましょう。自分の匂いがなくなってしまうため、猫は戸惑ってしまいます。

また定期的に爪を切ってあげることも忘れないようにしましょう。爪が短ければ不快に感じることも減りますので、爪とぎをする回数は自然と減ることになります。

猫の噛み癖とひっかき癖やめさせよう

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数分前まで仲良く遊んでいたのに、急に豹変したかのように出した手を噛む猫がいます。猫には悪気がなく、噛み加減がわからずに強く噛んでしまった結果ですが、この噛み加減もしつけによって解消することができます。

噛み癖は子猫のうちにしつけること

噛み癖は成猫になるとなかなか解消しません。ですので子猫のうちからしっかりとしつけるようにしてください。噛んできたときには「ダメ!」と強く叱ることが大事です。猫がかわいそうだと思うかもしれませんが、叱らないと猫はダメだということを理解できません。

噛みそうな気配が見えたときも叱るようにしましょう。最初は噛みそうな気配が分からないかもしれませんが、何度も噛まれていると自然と「あ、噛みそう」というタイミングを感じられるようになります。気配を感じたときも「ダメ!」と叱りましょう。

子猫同士で遊ばせる

噛み癖を治させる一番いい方法は複数の猫を一緒に飼うことです。猫は猫同士で遊ぶことで、噛む感覚を身につけます。強く噛まれると痛いことも、他の猫に噛まれることで覚えます。

複数で飼えない場合は、子猫のうちに飼い主がわざと噛まれて、「痛い!」と言葉にすることで、猫はなんとなく「悪いことをした」と認識してくれます。痛くなくても大げさに「痛い!」と言うようにしましょう。

ひっかき癖もしつけで治す

猫がひっかくときは、遊び中に興奮しすぎて爪が伸びたまま手を出してしまうか、怯えたり縄張りを荒らされたりしたときの自己防衛としてひっかきます。

まず猫の爪が伸びすぎないように、しっかり爪切りをすることを忘れないようにしてください。その上で、猫を怯えさせない、怖がらせない環境づくりが基本になります。また遊びで興奮しているときは、少しクールダウンさせてあげましょう。

その上で、遊んでいる最中などにひっかくことがあったら、噛むときと同じように大げさに痛がってください。猫に霧吹きをかけたり、エアクリーナーを吹き付けたりするという方法も有効です。少しだけびっくりっせることで、猫は同じような行動をしなくなります。

猫のひっかきは後ろ足に注意

猫のひっかきは前足よりも後ろ足のほうが危険です。猫を抱っこしているときに、猫が急に腕から飛び出ようとするときに、後ろ足を踏ん張って引っ掻いてしまうことがあります。

これは猫に悪気がないので、叱ったり驚かしたりしても意味がありません。むしろ猫を驚かせないように気を付けてください。抱っこなどをするときは後ろ足が直接肌に触れないように気をつけることで、後ろ足によるひっかきの被害はすくなくなりますので、工夫して抱っこしてあげるようにしましょう。

まとめ

猫はしつけが難しい。自由気ままな猫にしつけなんて必要ない。いろいろな意見があるとは思いますが、猫と人間が一緒に暮らしていくためには、人間だけでなく猫にもある程度はルールを守ってもらう必要があります。

トイレや爪とぎはその代表的なもので、しかも猫にとってみればそれほどハードルの高いしつけではありません。特にトイレは飼い主が心配する必要がないほどすぐに覚えます。同様に爪とぎも決まった場所で行って、家具や家を傷つけないようにしっかりしつけをしてください。

猫がかわいそうだと思う人もいるかもしれませんが、ダメな行動をしたときにはきちんと叱るようにしましょう。人間の子どもも悪さをしたときに叱らないと、悪いということを理解できないように、猫も悪いということを理解してもらう必要があります。

噛み癖とひっかき癖は子猫のうちからダメなことだと覚えさせる必要があります。できれば2匹以上の猫を一緒に飼うのが理想ですが、1頭しか飼えない場合は、飼い主が叱るなどをして、噛んだりひっかいたりしたら痛いのだということを覚えてもらいましょう。

猫はちゃんと向き合えば、しつけることができますので、諦めずしっかりしつけをしてください。そうすることでお互いのストレスを減らすことができますので、これまで以上に仲良く暮らすことができるようになりますよ。