猫の気持ちをもっと知ろう!猫の習慣と心理の基礎知識

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飼い猫と仲良くなりたいのに、近づくと離れ、離れれば近づいてくるため、「猫の気持ちがまったくわからない!」と困っていませんか?猫にはそれぞれ性格もありますので、すべての猫が同じわけではありませんが、実はある程度の行動は習慣的なもので、その心理も意外とシンプルなものになります。

ここでは猫の気持ちを理解するために、猫の習慣や心理の基礎知識を紹介しますので、読みながら飼い猫に当てはまるかチェックしてみましょう。

覚えておこう!意外と知らない猫の基礎知識

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猫と一緒に暮らしている人でも、意外と知らないのが猫についての基本的なこと。「猫は何で猫って呼ばれるようになったの?」「猫はいつからペットとして飼われるようになったの?」そんな猫の基礎知識について学んでいきましょう。

猫の起源は4000万〜6000万年前のミアキス

猫の起源は遡ること4000万〜6000万年前に誕生しました。この猫の祖先はミアキスと呼ばれ、熊や犬などの祖先でもあると言われています。

ペットとして飼われ始めたのは古代エジプト時代、紀元前4000〜6000年になります。猫は害虫となるネズミや蛇を捕食するため、人と一緒に暮らし始めたのです。実は古代エジプトでは猫はペットであり、崇拝の対象でもあったようです。

そんな猫が日本にやってきたとされるのが6世紀のこと。寺院のネズミ駆除のために経典とともに日本に渡ってきたと言われています。源氏物語や枕草子にも猫が出てきますので、平安時代にはすでに一部で飼い猫とされていたようです。

猫は何で「ねこ」って呼ばれるの?

猫がなぜ「ねこ」と呼ばれるかは、諸説ありますが、一番知られている名前の由来は「よく寝る子」ということで「寝子=ねこ」となったそうです。猫は1日14時間も寝ているそうですので、確かによく寝る子ですよね。

もう一つの説が、猫の鳴き声からきたものです。源氏物語に出てくる猫の鳴き声は「ねうねう」だったようで、「ねうねう鳴く子」ということで「ねこ」となったそうです。

そしてもうひとつ。猫は本来「ねこま」と呼ばれていたらしく、その「ま」が落ちて「ねこ」になったと言われていますが、そもそもなぜ「ねこま」なのか、どうして「ま」が落ちたかなと、決定的な証拠はまだ見つかっていないようです。

猫の1歳は人間の18歳くらい

よく人間で言うと「◯歳くらい」と猫の年齢をいうことがありますが、猫の寿命は長生きの猫で20歳以上になりますが、一般的には15歳くらいが寿命と言われています。

そこから計算すると、生後1年の猫は人間で言う18歳にあたるそうです。そこからは成長のスピードは緩やかになり、2歳で人間の24歳、3歳で人間の28歳くらいにあたるそうです。

それでも人間よりもずっと速いスピードで生きていることがわかります。あんなに寝てばかりの猫ですが、私たちが思っている以上にどんどん育っているんですね。寝る子は育つは猫の世界でも当てはまりそうです。

猫はいつも寝ばかり・・・驚くべき猫の睡眠時間

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猫は1日12時間から14時間を寝て過ごすと言われています。実際に活動しているのは食事をするときくらいですよね。猫はどうしてそんなにも寝ているのでしょうか。猫が長時間睡眠をする理由と、猫の眠りに関する覚えておきたい知識について紹介します。

猫はなんで長時間寝ているの?

人間でも1日10時間も寝ると体がだるくなってしまいますが、猫は12時間以上も寝てばかりで大丈夫なのでしょうか?

基本的に猫は熟睡している時間があまりありません。深い眠りになる睡眠時間は1日の中でも3時間程度と言われています。残りの時間は半分ウトウトしながら、半分起きているような状態です。これは何かあったときに、とっさの対応をするためです。

猫はもともと野生の生き物ですので、四六時中危険と向き合ってきた本能があります。ですのであまり深い眠りにはならずに、いつでも逃げ出せる状態を保つために、浅い眠りを長時間するようになっているようです。

また動き回りすぎてエネルギー切れを防ぐというのもいつも寝ている理由のひとつです。これも野生時代の名残ですが、ライオンがいつも寝ているのと同じで、狩りのときに全力を尽くすために、その他の時間は「休み時間」としています。

飼い猫には狩りの時間がないため、ずっと休み時間になります。猫には仕事も学校もありませんから、ずっと寝てばかりいられるのは飼い猫の特権です。

猫はどこで寝るのが好きなの?

ときどき布団に入って一緒に寝ようとしますが、飼い主が寝いていないとき、猫はどこで寝るのが好きなのか知っていますか?

寝てばかりなのに、なぜかどこで寝ているのかわからないということがあります。それは猫には安全な場所で寝る習慣があるためです。野生時代は寝る時が一番危険な状態ですから、身を隠して寝るようになります。ペットの猫もその本能は失われていません。

猫は外敵から身を守るために、狭い場所や高い場所で寝るようにしています。体温調節も重要ですので、夏は涼しいところ、冬は温かいところを好んで寝ます。人間のように「布団がないと眠れない」なんてこと言いません。

ときどきソファーの上で大の字になって寝ている猫もいますが、きっと自分を人間だと思っているのかもしれません。可愛いのですが、ちょっと情けない気もして、飼い主にしてみれば複雑な心境といったところでしょうか。

猫はなんで一緒に寝るのが好き?

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猫が快適に眠れるように猫用のベッドを用意したのに、なぜかベッドなんて使おうともせずに人間の布団に入ってくる猫や、人の足の上で寝る猫がいます。それは決して人間に嫌がらせをしているわけではありません。猫には猫の事情があって、人間と一緒に寝たがっているのです。

それではなぜ猫は人間と一緒に寝たがるのでしょう。ここでは猫が人と一緒に寝たがる心理について紹介します。

猫は暖かい場所で眠るのが好き

猫は決して人間と一緒に寝たいわけではなく、暖かい場所で眠るのが好きなだけです。え?自分のこと好きだから一緒に寝ていると思っていた飼い主さんはショックかもしれませんが、人間の体温が猫にとって一緒に練るのに最適な温度なので、猫が寄ってきます。

また、布団の中は暗くて狭くてまるで巣の中にいるようで、猫にとっては落ち着くことのできる空間だというのも布団の中に入ろうとする猫の心理になります。

もちろん、飼い主がそこにいるという安心感もあります。暖かくて落ち着くことのできる場所だから、猫は布団の中に入ってくるのです。

猫は飼い主を守っているつもりだったりします

猫にとって飼い主は自分の所有物のひとつです。犬のような主従関係が猫にはありませんので、人間は猫にとって大切な所有物で、誰にもとられたくないものの一つになります。

誰にも取られたくないから、一緒に寝て守るわけです。それは時として子猫に対する愛情に通ずるものがあります。眠ることで不用心になっている飼い主を自分が守らなくてはという親心がうまれ、飼い主の周りに危険が近づかないように見張っています。

一緒に寝てくれなくても気にしなくてもいい

うちの猫は勝手に自分だけで寝てるけどおかしいの?と不安になる人もいるかもしれませんが、これは別に気にする必要はありません。布団よりも寝心地のいい場所を他に見つけただけというだけのことです。

特に夏場は布団が暑くなりすぎることもあるので、涼しい場所で眠ることも珍しくありません。

また成長するに連れて自立心が高くなる猫もいます。こういう猫は甘えることをしないため、自分だけで寝てしまうこともあります。

また香水の匂いやタバコの匂いを苦手としている猫は、そのような匂いがする人と一緒に寝ようとしてくれません。一緒に寝たい人は、香水やタバコをやめるようにしてみましょう。

猫はどんなときに遊びたがるの?

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一緒に遊ぼうと思うとどこか違う場所に行ってしまったり、飼い主がパソコンなどで作業していると「かまってよ」と擦り寄ってきたりすることがあります。猫が遊びたくなるスイッチはいったいどこにあるのでしょうか?

猫が遊べる時間は15分

「遊んでよ」と近づいてくる猫が、遊びの途中で急に飽きてしまったのか遊ぶのを止めることがあります。気まぐれだと思うかもしれませんが、これには理由があります。猫が遊ぶときには全力で遊びます。全力ですから当然長く続きません。

猫が1度に遊べる時間は10〜15分程度になります。基本的にそれ以上は続きませんので、遊ぶときは猫が飽きるまで飼い主も全力で向き合ってあげましょう。

猫が遊びたがるのは夜

猫が野生だった時代には夜に活動をしていたため、飼い猫になった現代でもその名残として活発に活動したくなるのは暗くなってからです。基本的には昼間はのんびりと寝たり起きたりを繰り返しています。

子猫のうちは飼い主が寝たのを見計らったように、部屋の中を走り回ったりするようなこともあります。いずれこの行動は止まりますが、これも猫の夜行性が起こさせる行動のひとつですので、眠る前にしっかり遊んであげるようにして、猫が遊びに満足した状態で寝るようにしてあげましょう。

猫がおもちゃを持ってきたら一緒に遊ぶチャンスです

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猫は自由気ままな動物ですが、人間とのコミュニケーションが嫌いかというとそういうわけではなく、自分が遊びたいときはしつこいほど、かまってオーラを出して近づいてきます。おもちゃを持って近づいてきたら、それは猫と一緒に遊ぶチャンスです。

猫を喜ばせつつ、自分も一緒に楽しい時間を過ごすための方法を紹介します。

猫がおもちゃを持ってくる理由

猫がおもちゃを持ってきたらすぐに遊んであげたいところですが、ちょっと待って下さい。実は猫がおもちゃを持ってくるのには3つの理由があると言われています。

獲物を捕れたことを自慢している
ただ持ってきてあげただけ
遊んで欲しい

おもちゃを持ってくるときは、この3つの理由がほとんどです。

獲物が捕れたことを自慢したいのは、昆虫などの生き物を加えて持ってくるのと同じように、飼い主に対して「どう?わたし狩りに成功したよ」と見せびらかしにきているだけということがあります。

それとは別に、ただ持ってきて置いているだけということもあります。飼い主のところに持ってきてそのまま自分が立ち去るケースがこれにあたります。もしかしたら餌を獲ってきてあげたつもりなのかもしれません。

そして最後はやはり遊んでもらいたいというシグナルになります。おもちゃを持ってきて、飼い主の方を見つめるようですと「遊んで」のサインになります。存分に遊んであげましょう。

すぐに遊んであげられないときは声をかける

猫はなかなか一緒に遊んでくれませんので、おもちゃを持ってきた時くらいは飽きるまで遊んであげたいところですが、おもちゃを持ってくるたびに遊んでいると、猫は遊んでもらえるのが当たり前だと思うようになります。

もちろんそれでもいいのですが、忙しくて手が離せないときもあるかと思います。

そんなときは「ちょっと待ってね」と一言かけて、用事を終わらせてから遊んであげましょう。言葉は通じないかもしれませんが、無視しているわけではないのだと伝えることも、猫との信頼関係を築く上では重要になります。

もちろん用事が済んだら、ちゃんと遊んであげることも忘れないようにしてください。

猫から「遊んで」と言ってくるようなときは、猫との時間が少なくなっている可能性があります。おもちゃを自分で持ってくるのは「最近遊んでくれないよね」というアピールだと思って、おもちゃで遊んだあとも、いつも以上に気を使ってコミュニケーションをとるようにしてあげましょう。

まとめ

猫に関する基礎知識から、飼い始めたときに疑問に感じることの多い、猫の睡眠や遊びに関する基礎知識を紹介しました。

まず大切なことは猫がそもそも野生動物だったということです。その野生動物だったころのDNAにその行動や心理が支配されることが多々あります。夜になると活発に行動するのも、昼間にはいつまでも寝ているのもすべて野生時代の名残です。

とはいえ、猫は人間とも共に暮らしてきたため、ときどき人間のような行動をとることがあります。飼い主の布団の中に入ってくることもあれば、おもちゃを持って「遊んで」とせがんでくることもあります。そういうときもちゃんと理由があって行っています。

猫の心理の基本を学んで、ある程度「こういうことかな?」と推測をしながら、向き合っていると徐々に猫が何を望んでいるかがわかってきます。

気まぐれに見えるような猫の行動もすべて意味があると思うと、これまで以上に猫と仲良くなれそうな気がしませんか?犬のように飼い主にベッタリとすることはありませんが、猫も人間を一緒に暮らすパートナーとして理解してくれていますので、少しでも猫の気持ちを汲み取って、楽しい共同生活を過ごして下さい。

ここで紹介した習慣や心理はまだまだ猫の一部でしかありませんので、他の行動も同じように理由があるのだと考えて、猫が何を望んでいるのかをすぐに理解してあげられるようになって、いい関係を築いていきましょう。

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